【飲食・食品製造業向け】省力化投資補助金(カタログ注文型)解説

省力化投資補助金(飲食・食品メーカー) コラム

この動画を見ればわかること

省力化投資補助金(カタログ注文型)について、飲食店・食品製造業で導入できる機器を、最新の登録製品カテゴリ(2026年時点)をもとに総まとめしました。

この動画では、
「どんな設備が補助金の対象なのか?」
「どういう視点で選べばよいのか?」
といった内容について整理しています。

・省力化投資補助金(カタログ注文型)の概要
・飲食店・食品製造業で導入できる 最新の対象製品カテゴリ一覧
・「補助金が出るから買う」で失敗しないための判断ポイント
など

主な対象製品カテゴリ(2026年1月時点・一例)

スチームコンベクションオーブン
券売機/自動精算機
自動フライヤー
食品スライサー・カッタ
食品包あん機・成型機
配膳ロボット/清掃ロボット
コンベアオーブン
小型豆乳プラント(食品製造向け)
※ カタログ掲載製品はこちらの公式サイトで随時更新されます
こちら

動画の文字起こしテキスト

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こんにちは補助金&ビジネスモデル研究所です。今回は、省力化投資補助金(カタログ注文型シリーズ)の第1弾として、飲食店や食品関連にたずさわる事業者さんが導入できる機器、また、人手不足と利益に効く設備をどのように選べばよいかを解説します。また、最後にどの程度採択されているかについてもお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧になってください。

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省力化投資補助金のカタログ注文型とは、カタログに登録された省力化設備を導入して、業務を省力化する取り組みに対して、国が補助がする制度です。
どんな省力化設備が採択されているか、見ていきましょう。

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飲食サービス業の採択データでは、券売機が47.6%、スチームコンベクションオーブン(スチコン)が46.0%。
飲食でまず検討しやすいのは、この2つです。
券売機は、注文取り・レジ・会計ミス・現金管理の負担をまとめて削れます。
スチコンは、加熱調理の張り付きが減り、ピーク時の人手が楽になります。
この“2大ど真ん中”を起点に、あなたのお店のボトルネックに合わせて他の設備を選ぶのが基本です。
その他の内訳には、例えば 食品の包あん・成型系、配膳ロボ、自動精算機、自動フライヤー、清掃ロボ などが入っています。

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2026年1月現在の時点で導入できる主な設備はこちらの表のとおりです。注文・会計/ホール・清掃/厨房(加熱)/厨房(成型)/その他 に分けて整理してみました。
なお、カタログに登録される機器は、どんどん増えていっています。これから表示する件数はあくまで2026年1月時点の参考数値としてお考えください。ご興味のある方は、この動画の概要欄から補助金の公式サイトにアクセスしてご確認をお願いいたします。

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まずは注文・会計まわりです。
券売機は、登録数が82と多く、
注文取り・会計・現金管理をまとめて省力化できる、王道の設備です。
自動精算機は、注文は人が行い、
会計処理だけを省力化したい店舗向け。
入出金機は登録数が1件と少なく、
現時点では選択肢はかなり限定的です。

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次にホール。
配膳ロボは、人がやっていた往復を減らせるので、回転数よりも「少人数で回す」タイプの店で効きやすいです。登録数が3件と、選択肢はまだかなり少ない状況です。
清掃ロボは、登録が12件。閉店後や開店前の清掃に効くので、毎日一定時間取られている作業を削るのが目的です。

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厨房の加熱工程は、人が張り付く時間が最大のコストです。
スチコンは、加熱をプログラム化して、熟練依存と張り付きを減らせます。カタログ登録172件と、圧倒的に登録数が多く、焼く・蒸す・煮るをプログラム化して、熟練依存と張り付きを減らすことができます。
自動フライヤーは、揚げ物の工程で、見張り・取り出し・タイミング管理の負担を減らす方向です。25件の製品がカタログとして掲載されています。
そしてコンベアオーブンです。登録数は23件とスチコンほど多くはありませんが、同じ商品を連続して焼きあげる業態では、非常に相性が良い設備です。例えば、ピザ、ベーカリー、ファストフードなど、
焼成工程がボトルネックになっている店舗では、人の張り付きと焼きムラを同時に減らすことができます。
一方で、少量多品種や、メニュー変更が頻繁な店舗では、必ずしも最適とは言えない点も押さえておきましょう。

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次は仕込み・前処理工程です。
食品スライサーやカッターは、
毎日同じ作業を繰り返している店舗ほど効果が出ます。
包あん機や餃子成型機は、
製造小売の業態向け。
パン生地の分割・丸め機は、
ベーカリー向けですね。

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最後に業態が限られる設備です。
まず小型豆乳プラント。
これは、豆を挽く・煮る・絞る工程が一体化した設備で、主に、豆腐・豆乳を自社製造して販売する事業者や、健康志向の商品を製造・販売する業態向けの設備です。通常の飲食店というより、食品製造寄りの業態で使われるケースが中心になります。
次にカッタークリーサー。こちらは、紙や包装材を断裁・筋押しする多機能加工機で、
主な対象は、食品製造業、菓子製造業、テイクアウト容器を自社加工する事業者などです。
また、現時点では、両面焼きグリドルや業務用自動食器類洗浄機は、カタログに登録されていません。
もしこれらの設備を取り扱う事業者さんがいらしたら、登録して販売拡大するチャンスかもしれません。

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それでは、今回のまとめです。
あなたのお店に最も効果が出るのはどんな設備なのでしょうか?
補助金の前に、まず「一番つらい工程」を決めます。注文なのか、加熱なのか、配膳なのか、清掃なのか。
次に、それが毎日発生するか。稼働率が低い設備は、効果が出にくいです。
そして一番大事なのが、人が張り付く時間が本当に減るか。ここが減らない設備は、導入してもラクになりません。
逆に言うと、補助金目当てで必要ない設備を買うのがよくある失敗のパータンです。

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ではどの程度採択されているのでしょうか。こちら、2025年11月公表の公式資料では、細かい数値が読み取れないのですが、2024年7月から2025年10月までに、累計で約2,375件申請されて、約1,600件が採択されていることがグラフから推測できます。すなわち申請者の約67%が採択されていることになります。これは全業種の採択率ですが、ほかの、ものづくり補助金等と比べて高い採択率です。なお、飲食業は採択された方全体の約12%を占めています。

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