
<<<<東京都内に事業所を有する事業者様向けの限定記事です。>>>>
東京都内で活動しておられる中小企業のみなさまは、このご時世ですから販路拡大に悩んでおられるのではないでしょうか?
そんな新規顧客獲得に向けた助成金があれば、きっと御社の売上もアップするはず。
そんな助成金が、「新・展示会等出展支援助成事業 -販路拡大サポート事業-」です。
今回は、この助成金の詳細についてご紹介していきたいと思います。
助成金の概要
「新・展示会等出展支援助成事業 -販路拡大サポート事業-」は、その名のとおり、展示会等への助成金です。展示会だけでなく、広告掲載にも活用できます。公益財団法人東京都中小企業振興公社が窓口となっています。
新規顧客を獲得するには、自社のサービスや製品を適切な場でアピールすることが大切になります。急にサービス・製品について営業をかけても、なかなか新規顧客は獲得できません。
そこで、展示会に出展するなどの手段によって、自社サービスを知ってもらうのがよい方法です。
この助成金では、国内だけでなく、国外の展示会等への出展や、パンフレットの制作、広告掲載等について助成を受けることができます。
出展にかかる費用(出展小間料、資材費、輸送費、販売促進費)を計上しておき、申請書に記入しておく必要があります。広告掲載の場合は、新聞や雑誌だけでなく、リスティング広告やバナー広告などWeb広告にも使えます。
助成金を利用できる方
都内に事業所が所在している中小企業は、この助成金を利用することができます。ただし、以下の条件のいずれかを満たしていなければなりません。
ア 直近決算期の売り上げが、前期と比較して減少している
イ 直近決算期で損失を計上している
さらに、都内商工会議所・商工会の経営指導員と中小企業診断士による「経営診断」を受けて、展示会出展が有効と認められる必要があります。
なお、前年度すでにこの助成金を利用している場合は、利用することができません。
助成金額
助成金は、展示会出展・広告に関する経費の全額を負担してもらえるわけではありませんが、全体の2/3の額面の助成を受けることができます。
金額としての上限は、150万円です。
申請は年度内で一回ですが、複数の展示会の出展の経費についての申請も可能です。
募集時期
この助成金は、平成29年3月から受け付けがスタートしていますが、平成30年1月までは、ほぼ毎月申請のチャンスがあります。事実上、ほぼいつでも申請でき、翌々月1日には交付が決定されます。
ただし、契約から支払いまでの手続きは、交付決定後になされなければ助成の対象にはなりませんので注意する必要があります。
また、この助成金は先着順で東京都の年間予算が消化された段階で、終了となります。
したがって、申請しやすい助成金ではありますが、お早めに申請するのがおすすめです。
>>正確な日程は公式ページでご確認ください。
まとめ
今回は、都内の中小企業におすすめの販路開拓に使える助成金をご紹介しました。
経営診断を受けることも、経営に関してさまざまな気づきを得ることができるチャンスといえます。これから販路拡大に取り組もうと思われている事業者の方は、ぜひ申請してみてはいかがでしょうか。